金魚は、中国から日本に伝来して500年以上も経つ文化です。

昔は、夏の夜店で金魚すくいで掬った金魚を、金魚鉢で観賞する、
いわば夏の風物詩でした。

昨今は夏だけでなく、一年を通して金魚を飼育・繁殖させて観賞することが主流です。
ただ、育てるだけでなく、全国に数百とある金魚愛好家会で、情報交換や
品評会など、飼育技術の発展に努める方たちもおられます。

今、お仕事を定年退職され目標を探している方達の、新たな生きがいとして、
金魚飼育が注目されています。

金魚を本格的に飼育するとなると、朝早くから世話がスタートします。
生き物ですので手は抜けません。早起きの習慣がお勤めのときと同じように継続し、
健康的な生活が送れます。

規則正しい生活と、飼育者が面倒をみてやらないと命をつなげない金魚たちとの関係は、
日々、勉強であり、生活に四季を感じさせ、やり甲斐と向上心をもたらせてくれます。

パチンコや競馬もよいのですが、金魚飼育は家族からの理解を得やすい、平和な趣味です。

また、愛好会に入会されると、社会的地位は趣味の世界では皆、平等で、様々な方たちと
知り合うことができます。同じ趣味を持つ者、そこに垣根はありません。